■ プーリーの形状
プーリーは、フラットプーリーを使用します。特に走行ロスを心配の場合は駆動プーリーにゴムライニングすることをお勧めします。ライニングの厚みは、5~10mm程度とし、硬度は50(SHORE’SデュロメーターA)位が適当です。

■ プーリーの長さとベルト幅
プーリーの長さは、ベルト幅よりやや長めのものをご使用ください。ベルト幅とプーリーの長さの関係は下式を参考にして下さい。但し、トゥルートラックプーリーはこの限りではありません。
P=1.13(B+5)
P:プーリー長さ(mm) B:ベルト幅(mm)
■ ベルト厚さとプーリー径
プーリー径とベルト厚さの関係は正しい伝導を得るためと、ベルトの最大寿命を確保するために重要であり、駆動プーリーについては下記の表を参考にしてその設計を行ってください。

■ 使用張力の目安
ベルトの張力は一般的に使用機材(接続部)の引張強度の1/10にて設計しますが、使用張力は10N/cm以下が適正と考えられます。
特にGタイプの場合、適正張力外でのご使用はベルトの寿命を低下させるだけではなく、シワや折れが発生しやすくなり破損の原因となりますので、ご注意ください。
尚、ベルト幅、接合部仕様により異なりますので当社へご相談ください。
■ 駆動方式
一般的にはシングル駆動方式が多く用いられていますので、いくつかの例を下図に示します。

■ ベルト支持装置
支持装置には、キャリアローラー支持方式とプレート支持方式とがありますが、搬送物の重量、形状、搬送中の位置ずれ等を考慮の上ご選定下さい。(軽搬送用には主としてプレート方式が用いられていますが、プレート方式をご使用の際はGタイプ粘着テープのライニングをお勧めします。)
■ テンション装置
ベルトを安定して走行させるためには、常に一定の張力で作動させる必要があり、テークアップが重要な装置となります。テークアップには下図のような方式がありますが、使用条件によって設計を行って下さい。

■ ベルトの蛇行について
用途、サイズにより程度は異なりますが、伸びの少ないフッ素樹脂ベルトは蛇行する傾向があります。参考として、下記にプーリーの動きとベルトの挙動との関係を示します。
● 伸びの有無によるベルトの挙動の違い
伸びの少ないフッ素樹脂ベルトは、プーリーのどちらか片側に張力をかけた場合に、基本的にその方向と逆の方向(かかった張力を取り去る方向)に動きます。

● プーリーの調整に対するベルトの挙動
① オープン掛けの場合の挙動
上図参照下さい。
② スナッププーリーがある場合の挙動
イ) 平行度による走行調整
スナッププーリーの平行度を下図のように調整するとベルトは↑の方向に移動します。

ロ) 水平度による走行調整
各ローラーの水平度を下図のように調整するとベルトは↑の方向に移動します。

③ スナッププーリーの位置による調整方向の違い
スナッププーリーは取り付け位置によりベルトの調整方向が変化します。スナッププーリーA、Bを↑の方向に上げると(下図の手前側のみ)ベルトはA’、B’方向に動きます。
■ 蛇行自動調整機
当社では、フッ素樹脂ベルト専用の蛇行防止装置の設計・製作を行っています。貴社のベルト仕様、設置スペース等に合わせた製作を行っています。
※ベルトの幅が500mm以上の場合にお勧めします。
