HOME > 企業情報 > メディア掲載記事 > 2006年01月17日 『化学工業日報』

中興化成工業
自動車部品に本格参入

 エアバッグの樹脂コーティング
 経営の柱に育成 年内に専用工場新設


2006/01/17 『日刊工業新聞』

【福岡】中興化成工業(福岡市中央区、木曽節文社長、092・724・1414)は、自動車部品市場に本格参入する。1月中にエアバッグのシリコーン樹脂コーティング専業を始める。06年中に松浦工場(長崎県松浦市)近接地に約10億円を投じてコーティング専用工場を新設し、年産300万平方㍍体制を整える。年間50億円程度の販売を見込んでおり、主力のフッ素樹脂事業に次ぐ経営の柱に育てる。
自動車部品に参入するのは、衝突や横転など側面からの衝撃発生時に乗員を保護する「サイドカーテンエアバッグ」の樹脂コーティング市場。コーティングした製品は、住商エアバッグシステムズ(長崎県松浦市)が裁断加工し、オートリブ(横浜市港北区)が完成品として自動車メーカーに供給する。当面、松浦第3工場で生産するが、新工場完成後は生産を移す。新工場の敷地面積は1万2000平方㍍。建築面積は未定。
中興化成工業は、これまでブレーキチューブなど一部の自動車部品を生産してきた。だが「これだけの規模、また最終製品として目に見える自動車部品を手がけるのは初めて」(木曽社長)になる。
現在、主流の運転・助手席用エアバッグは乗員を窒息させないよう、膨張後すぐに収縮させなければならない。しかしサイドエアバッグは横転や転落、また社外への飛び出しから乗員を守るため、膨張を一定時間継続させる必要がある。このため、空気が漏れないよう表面の特殊コーティングが求められる。中興化成工業は樹脂を均一にコーティングする技術を持っていることから、高級車への採用が進んでいるサイドエアバッグ事業に乗り出すことにした。

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