未来を創造する 中興化成 chukoh

ふっ素のふふふ ③ロケット

手のひらサイズの部品ですが、ロケットに欠かせません。手のひらサイズの部品ですが、
ロケットに欠かせません。

日本初の純国産HⅡロケットは、その名の通り、日本企業の技術や製品が総力を決して作り上げられたロケット。
H-IIおよびその後継機のH-IIAロケットにおいても中興化成がその一部を担っています。それは、主に発射時に活躍するエンジン部分。高速回転して燃料を送るターボポンプのベアリング(軸受)に、ふっ素樹脂含浸ガラスクロスを加工した「Gタイプラミネート」が使われています。

H-ⅡAロケット。
1秒間に燃やす燃料、ドラム缶3.5本分。1秒間に燃やす燃料、
ドラム缶3.5本分。

例えばH-ⅡAロケット。1回の打上げで燃焼する燃料は約230トンにも及びます。それを、1秒間あたりドラム缶3.5本のペースで燃焼するというから驚きです。そんな大忙しなエンジン部に、中興化成のGタイプラミネートが搭載されています。

極低温下でも、熱く働きます。
極低温下でも、熱く働きます。極低温下でも、
熱く働きます。

ロケットの燃料は、-253℃の液体水素と-183℃の液体酸素。潤滑油を使うことのできない極低温の環境でも、安定した潤滑性をみせるのが、ふっ素樹脂を加工したGタイプラミネートなのです。

ふっ素のふふふって?ふっ素のふふふって?

熱に強い、電気を通さない、摩擦をおこさない…など など。さまざまな特性を生かして社会で活躍するふっ素 を紹介するのが「ふっ素のふふふ」。ふっ素をもっと身近 に感じていただくための、中興化成のとりくみです。

未来を創造する 中興化成 chukoh

世界のふっ素屋 中興化成工業株式会社世界のふっ素屋
中興化成工業株式会社

わたしたち中興化成工業は、ふっ素樹脂ひと筋50年とちょっと。プラスチックの一種であるふっ素樹脂を、焼いたり塗ったり削ったり圧縮したりと、さまざまに加工することが得意な会社です。できあがった製品は、建築・航空/宇宙・通信・食品・環境・医療・半導体などなど、あらゆる分野をそっと支えています。もしかしたらもうすでに、どこかであなたとお目にかかっているかもしれませんね。

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