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中興化成の歴史

中興化成のあゆみ

昭和初期の木曽鉱業株式会社

炭鉱時代

当社の創業者である木曽重義は人望と持ち前のフロンティア精神から昭和初期より頭角を現し、1937年(昭和12年)木曽鉱業株式会社を設立しました。そして、当時「黒いダイヤ」とよばれた石炭事業で福岡・長崎の炭鉱を中心に一時代を築きました。九州石炭鉱業会、全国組織の日本石炭鉱業会の設立にも関わり、政府との交渉にもあたっています。やがてストライキや資金不足で経営難に陥った同業の中島鉱業と木曽鉱業を統合。1955年(昭和30年)新たに中興鉱業株式会社を設立しました。“中興”とは中島鉱業の再興と社員が“中興の祖”になるという意味を込めて名づけられました。
また、重義はその他福岡の文化・スポーツ発展にも尽力しており、福岡黒田家の蔵書を集めた「黒田文庫」の創設、大相撲本場所の福岡誘致(九州場所)、ゴルフの名門「古賀ゴルフクラブ」の開設などをおこなっています。

左)木曽重義 右)東京本社(1965年頃)

1963 年 ふっ素樹脂事業の創業

1955年(昭和30年)に設立した中興鉱業は設備投資や生産性の向上を推し進め、その効率の高さは「西の中興か、北の羽幌か」と言われるほどでした。しかしながら高度経済成長が始まると主要エネルギーは石炭から石油へと移行していき、結局炭鉱は閉山を余儀なくされました。
重義は従業員を救済するべく看護学校、建材、建築、砕石、金属加工、商社など経営の多角化ならびに事業転換によって光明を見いだそうとしていました。
その中で出会ったのが“ふっ素樹脂”という当時の日本ではほとんど知られていなかったプラスチック素材でした。1963年(昭和38年)、重義は当社の前身となる中興ファイバーズ株式会社を設立。アメリカでふっ素樹脂製品を製造していた米国ダッジファイバーズ社と技術提携し、日本ダッジファイバーズ株式会社に社名を変更しました。
ここから当社はふっ素樹脂製品の国内製造加工メーカーとしての一歩を踏み出しました。

1964
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松浦工場竣工式

1969
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松浦工場5周年式典での製品展示

1973
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文化会、音楽部の演奏風景

1976
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日本ダッジファイバーズ時代の松浦工場紹介冊子、粘着テープカタログ

1977

中興化成工業株式会社に社名変更

1977
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木曽信重が社長に就任

1985
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国内初の恒久膜構造建築物である霊友会弥勒山エアドーム

1988 年 東京ドーム

建築業界で初めて膜構造物の大空間が実現したのは、1970年大阪で開催された万国博覧会のアメリカ館でした。この後米国で次々とふっ素樹脂膜材を使ったスタジアムなどの大型空気膜構造物が建設され始めると、日本の大手ゼネコン各社においても構造・デザイン・素材の研究が進められました。当社も不燃材料認定の取得、極細ガラス繊維Bヤーンを採用したFGT-250、FGT-800の製品化とともに建築物件の実績を着々と積み重ねました。1988年に完成した東京ドームの内膜は当社の建築用ふっ素樹脂膜材が採用されており、30年以上にわたりドームの屋根を支えています。

1996
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NHKのテレビ番組企画で生分解性プラスチックの風船を飛ばす

1997
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デュポン社プランケット賞受賞
耐熱性積層ベルトの開発

1998
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宇都宮工場を竣工

2004
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デュポン社プランケット賞受賞
長尺銅張積層板の開発

2004
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木曽節文が社長に就任

2005
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タイ・バンコク新国際空港に当社の建築用膜材が採用

2007
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庄野直之が社長に就任

2007
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SC工場(サイドカーテンエアバック)竣工

2009

中興ベルト株式会社を設立

2010
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F4松浦工場(粘着テープ専用工場)

2011
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中興化成貿易(上海)有限公司を設立

2011
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中興化成氟塑制品(常熟)有限公司を設立

2011
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松浦工場で地元の住民を招待したカミングデーを実施

2014
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Chukoh Chemical (Thailand)Co.,Ltd.を設立

グッドカンパニー賞、ふるさと企業大賞の受賞

2014年 第48回グッドカンパニー大賞グランプリ受賞

同賞は公益社団法人 中小企業研究センターが事業のひとつとして行っているもので、全国の中小企業の中から経済的、社会的に優れた成果を挙げている企業を選んで贈られる、我が国で最も歴史と実績のある中小企業のための賞です。

2015年 ふるさと企業大賞(総務大臣賞)受賞

同賞は一般財団法人 地域総合整備財団(ふるさと財団)が顕彰するもので、地方公共団体の融資を活用し、地域振興や地域経済活性化などのふるさとづくりに貢献している企業を表彰するものです。

2018
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F1松浦工場を竣工

2018
2019

テレビ東京系列「知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜」に取り上げられる

2020

ハタラクエール認証2020を取得

経産省が選定する2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選定

「グローバルニッチトップ企業100選」とは、国際展開に取り組んでいる企業のうち、適切なマーケティング、独自性の高い製品開発、厳格な品質管理などによる差別化要因を有し、ニッチ分野で高いシェアを確保している企業を経済産業省が選定したものです。 特に「建築用ふっ素樹脂膜材 Chukoh Sky™」においては、競争優位性と国際性が評価されました。詳細はこちらをご覧ください。

「高透光膜材料」がグッドデザイン賞を受賞

2020年 グッドデザイン賞受賞

当社が開発した「高透光膜材料」が2020年度グッドデザイン賞を受賞。さらに、審査委員からも「私が選んだ一品」に選出されました。
グッドデザイン賞とは1957年から「デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動」を軸に「人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している賞です。(グッドデザイン賞とは抜粋)
「高透光膜材料」はこれまでの「ふっ素樹脂膜材=白い」というイメージを覆す透明色の屋根膜材で、より多くの自然光を室内に届けることができ日中は照明いらず。エコな屋根としても注目されています。詳しくはこちらをご覧ください。

「建築用膜材への印刷方法」の技術が表彰

2020年 崎県発明協会理事⻑賞受賞

同賞は、発明協会が主催する地方発明表彰の中の一つの賞です。「ものがくっつきにくい」特性があるふっ素樹脂に「インク」で印刷することは難しいとされてきましたが、当社の技術改良により可能となりました。
これによって、例えば当社の膜材が採用されている東京ドームの屋根を印刷した膜材に張り替えることも技術的には可能です。印刷例などはこちらをご覧ください。

2021

経済報道番組WBSの「トレンドたまご」に「オーブンシート」が紹介される

2021
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宇都宮工場内に新工場の宇都宮WESTWINGを竣工

2021

高透光高強度ふっ素樹脂膜材料が『長崎県発明協会理事長賞』を受賞

     
2022

「高透光膜材料」が第47回発明大賞 『発明奨励賞』を受賞

2022
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建築用膜材FGTシリーズが「KENTEN AWARD2022」にて優秀賞の『一般社団法人大阪府建築士事務所協会賞』を受賞

                                  
2022
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ハタラクエール認証2022を取得

     
2023

「高透光膜材料」が第9回ものづくり日本大賞九州経済産業局長賞受賞

2023
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3月29日に創業60周年を迎える

2023
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ハタラクエール認証2023を取得

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